【変わる】 静岡聖光学院副校長星野明宏先生 時代の変化・教育の変化・市場の変化を生み出す(3)山川出版社の若きリーダー
★つい先ごろ、山川出版社70周年企画「歴史の転換期」シリーズを刊行したばかりで、歴史に対する新しいコンセプトやビジョンを世に映し出す意欲に燃えた若いリーダーとの対話は教養とビジネスがこんなに適合するのかという雰囲気だった。
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★歴史を「覚える」から「考える」へというコンセプトは、2020年大学入試改革やそれに伴う学習指導要領改訂にも対応している、しかし、一方で、今の子どもが、未来においてそれぞれの分野で活躍する際に歴史観や歴史学的な視点を持っていることが実際に有効であるというソフトパワーとしての出版システムを根底で考えていることが伝わってきた。
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★やはり、根源的なところまでに遡り、そこの問題を解決する実用的なシステム作りまで日夜アイデアを出し合ているから熱いのだと感じた。
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★具体的な話しは、ここではまだ書けないが、現場の先生や生徒が新奇なシステムに右往左往されるような表層的な変化ではなく、地に足着いた新しいシステムのイメージが膨らんでいることだけは確かである。
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★若きリーダーは、Talent、Technology、Tolerance(才能、技術、寛容)という3Tが備わったクリエイティブクラスであった。この第4次産業群ともいうべき考え方はリチャード・フロリダの提唱した概念で、ガバメントが提案しているソサイエティ5.0のベースになっている考え方である。
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★出版という業界に、このようなクリエイティブクラスが集結しているというのは、その業界の活性化になるばかりではなく、教育そして時代に善き変化をもたらす大きな力となるだろう。
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