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2019年中学入試の新フレーム(163) MK先生が学校を救う!

★首都圏模試主催の「統一合判」の保護者会終了後、九段下に集まってミーティングをした。2019年中学入試動向の情報交換と今月末に実施する「謎のセミナー」企画について話し合った。
★そんな中で、口コミ評判とはいかにして可能かとか具体的に口コミが広がっている学校はどこかも話題になった。
Mk
★シンクタンクのメンバーは、それらの学校の中の1校について、こう語った。本間さんがよく話題にしているし、実際に校長とはよくセミナーでいっしょになるから、わかったつもりでいたが、実際にMK先生のような広報の先生とやりとりを繰り返しているうちに、その教育の凄さがひしひしと伝わってきたという。
★MK先生は、自前でリーフレットや1分間動画などを作成して、送信してきてくれるそうだ。そのリリース力と熱心に自校の教育の挑戦について語っている姿に接していて、こういう先生がいるからこの学校はなんとかなるだろうと思ったという。
★少なくともMK先生は、情報発信力の1つの拠点で、口コミ評判を高めたことは確かである。
★それに、Facebookによるマーケティングの研究もしているという。なんてアグレッシブな!
★しかし、このような目に見えない口コミ評判作りの活動は、学内では評価している同僚は少ないらしい。それでも、MK先生は、自校を守ることは、生徒を守ることであり、その行為を誰に認めてもらうのか問題ではないと、学内での承認欲求など気にしないそうである。
★MK先生が目指すのは、エリア的にあまり有利でない立地条件にあって、市場がその学校の価値を認めてくれたなら、どんなに嬉しいかと、自己の利益を超えて踏ん張っているという。
★社会貢献が必要だと子どもたちに言う前に、自らが子どもの安心安全地帯を確保しようと動く姿こそ、社会貢献の本物のロールモデルであろう。
★ミーティングに参加したシンクタンクのメンバーの方々は、口々に、MK先生の広報の仕事とは精神の布教活動だなあと感じ入っていた。
★学校に限らず、組織というのは、このような人間力によって、成り立っているものだ。御礼の一言でも同僚からあるといいのだが。
★私学の系譜論者から見れば、M先生こそ私学人の鑑である。内村鑑三や新渡戸稲造なら、きっと握手を求めたに違いない。あなたの高邁な精神と勇気ある行動力を尊敬いたしますと。

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