2019年中学入試の新フレーム(185) 聖徳学園 両翼「グローバル教育とSTEAM教育」で飛翔!(1)
★昨年創立90周年を迎えた聖徳学園は、21世紀型教育をぐっと進化させた。グローバル教育3.0の次元に突出し、STEAM教育の環境は、全国の教育関係者及びICT関連企業が見学にくるほどである。
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★いわば、グローバル教育とSTEAM教育の両翼を広げ知の地球を飛翔しているのである。
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(初代校長和田幽玄の精神を今も伝えるシンボル)
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★同校校長伊藤正徳先生によると、初代学校長和田幽玄は、教育顧問として澤柳政太郎を迎え、建学の精神である聖徳太子の「和の御教え」を、大正自由主義教育運動の文脈で教育実践していったという。柳沢政太郎といえば、その運動の中心人物であり、成城学園の創立者でもある。
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★したがって、生徒1人ひとりの才能が開花する自由な学びの諸関係を大切にし、生徒が自ら社会や世界にかかわりながら、社会の問題の根本問題を発見し、それを解決していくビジョンとスキルを学べる教育を行っているということである。
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★そして、何といっても、聖徳太子の「和の御教え」の精神を大切にしているから、その問題解決への自立した活動を突き動かすのは、他者や社会のために、自ら根本問題に横たわる痛みを引き受けるという尊い精神なのである。
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★和田幽玄が、その精神を、当時の最先端のそして世界標準の大正自由主義教育運動の文脈で、当時なりの現代化をしたように、創立100年を目前に、建学の精神を、伊藤校長は、さらに21世紀型教育の文脈で新たに現代化したのである。
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★21世紀型教育の文脈とは、CEFRやCLILなどの新しい言語教育のコンセプトとスキルを取り入れることであり、ICTというイノベーションをテコにすることによって新しい学びをデザインすることである。結果、リベラルアーツのSTEAMによる現代化を果たすことになる。
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★戦後、日本は効率のよい知識集積型の学びで、高度経済成長をけん引してきたが、今や成熟期という名の停滞の壁にぶつかっている。
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(90周年記念ホールのある新校舎の階段に掲げられているアインシュタインの言葉。この新校舎がSTEAM教育の拠点であることを示唆している。)
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★知識集積型の学びがダメなのではなく、その当時はそれはある意味イノベーションだったわけである。一握りの人間が幸せになるのではなく、1億総中流ではあるが、国民全体が富を配分できる社会があったことは確かである。
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★しかし、それが少子高齢化を引き起こし、格差問題を国内に抱えるようになった。かつて敗戦によって自由の翼をうしなった国民の再生に教育イノベーションが重要だったように、再び日本社会に立ちふさがる壁を乗り越えるのが21世紀型教育というイノベーションである。
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★伊藤校長は、そのイノベーションとして、グローバル教育とSTEAM教育の両翼を教師と一丸となって創出したのである。その両翼は生徒とその壁を乗り越える飛翔をしているだけではなく、その羽ばたきが巻き起こす新次元の教育のトルネードを生み出そうとしている。
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