2019年中学入試の新フレーム(191) 和洋九段女子 合格ナビゲートの冊子つくる。
★しかし、生徒にとって、果てしなく知識はあり、それを憶えながら、かつ思考力の対策もしなければならないというのは、可能なのか相応不安である。
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★そこで、和洋九段女子は、果てしない知識を持っているかどうかよりも、最小限の知識を活用しながら、「考える」ことができることが重要なのだから、その知識については、ここまでまず知り活用できるようにしておけば、あとは思考のトレーニングをすればよいのだという、新しい合格学力情報を、具体的にナビゲートする問題集をつくってしまったという。
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★同校はルーブリックを作っているから、そのルーブリックのA軸問題=学力の基礎を養う問題について、ナビゲートする問題集をつくったわけである。
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★これによって、和洋九段女子を受験する生徒は、学び方も理解できる。A軸問題以外に、B軸問題もあるから、まずはA軸問題をトレーニングし、B軸、C軸へジャンプする準備をしようという学び方を自覚できる。
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★「国語編」とあるから、いずれ「算数編」もできるのだろうが、たんなる知識問題集ではなく、学び方も自覚(リフレクションできるので)できる問題集は、和洋九段女子を受験する生徒以外にも役に立つ。なんという大盤振る舞い。
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★塾や保護者にとっても、まずは、この学び方を習得しようと指導がしやすい。合格学力情報もここまで明快に示すことが、今後もっと必要になるだろう。和洋九段女子の子供の学び方に思いを寄せる姿勢は、当然、中高におけるPBL型授業においても同様である。
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★闇雲にひたすら勉強するのではなく、ルーブリックで予め学びの方法の条件を示し、その条件をクリアしていく学び方=メタ認知の使い方が、どれだけ合理的で成長を促進するかは、すでにいろいろな教育現場で証明されている。
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★先日のイブニング説明会も、夜にもかかわらず、100名を超える保護者が参加したと聞き及ぶ。今回、このような問題集を編集発行できるということは、同校の教師力の自信を示唆しているのだろう。この問題集は、7月29日(日)の「クラブ体験会」で配布されるという。ぜひ参加してゲットしてみてはいかがだろうか!
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