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【CoMe世代】2006年以降に生まれた子供たちのためにヒューマン・プロジェクトを立ち上げよう。この10年間で、デストピアかユートピアかが決まるのだ。

★フランケンシュタイン誕生200年を迎えた今年、12歳になった子供たちは、特別な子供たちである。彼らを、“Children of Men(人類の子供たち)”と呼ぼう。そして、この2006年以降誕生した世代を、CoMe世代と呼びたい。

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★この最初のCoMe世代は、今12歳になっている。今後10年間のCoMe世代の12歳から18歳までの教育環境はヒューマン・プロジェクトを立ち上げなければならにほど、歴史的ターニングポイントを迎えている。
★このCoMe世代の着想は、2006年にP・D・ジェイムズによって執筆されたディストピア「トゥモロー・ワールド(Children of Men)」に着想を得ている。
★翌年映画化されたが、映画によると、2027年年、子どもを産むことができなくなった人類は、次々と国家が滅亡し、かろうじてイギリスが軍事力によって、世界秩序を保っているが、滅びゆく地球と密かに誕生してくる子供を守る国家を越境した頭脳集団ヒューマン・プロジェクトが動き出す。
★しかし、これはSFや映画の話ではなく、このままいけば、2040年前後には、CoMe世代にディストピアが待っている。生産年齢人口は半減し、高齢者が人口の40%を占める。CoMe世代は30代になり、国を支える何かしらのリーダーになっているが、彼らが背負うものはあまりに重た過ぎる。
★それを回避し、できればユートピアを目指したいわけだが、それには今の教育は根本から変わらなければならにだろう。
★教科教育など、2040年には、まったく役に立たないだろう。それなのに、今年12歳になるファーストCoMe世代に来年からまだ教科教育を行うというのは、人類の子供たちを何だと思っているのか。
★文科省も、経産省も、まだまだ改革プランが甘すぎる、弱すぎる、冷たすぎる。もはやGSTEAMと哲学以外は、学校から一掃し、あとはスタディサプリやAIに任せよう。部活は、外部のクラブでよい。
★学校では、午前中だけ、GSTEAMと哲学をPBLで授業すればよい。午後は、各人好きな場所からVRを使って、世界中のCoMe世代とつながり、デストピア回避のヒューマン・プロジェクトの多様なコミュニティを立ち上げることを最優先すべきである。

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