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2024年7月

もう一つの近代

★日本社会は、明治維新以降、官主導の近代化路線が進んだ。戦前までは、政財官と軍部の力学関係の変遷が戦争を止めることができない関係だったが、戦後、軍部の力は取り除かれた。しかし、官主導の近代化路線はそのまま続いている。明治維新の時、官主導以外の近代化の考え方は多様だったが、そのうちもう一つの近代化路線は、今も生き続けている。官主導型近代化は、国民の幸せを目標にしつつも、実際にはディストピア的な後期近大を造り上げている。

★一方、もう一つの近代化路線は、官主導型近代化路線主義からはかなり牧歌的に見えるユートピアを目指している。ディストピア的な現実の中で、ユートピアを目指す智慧を創り上げる機関として残っている。幸い、IPビジネスや新しい金融システムが生まれつつある。

★これらは、ディストピア的な社会の畑の中から生まれた突然変異かもしれない。このチャンスをもう一つの近代化路線がユートピアに導けるかどうか。その過程が2025年から2032年の間に展開する。もちろん、同時にディストピア的な後期近大社会は、新しい封建社会を造りながら進む。ただし、軍事力による争いは回避しようとはする。

★したがって、22世紀に向けて、ユートピア知とディストピア知の知同士の闘争の歴史が初めて地球上で繰り広げられることになるだろう。

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