教育の挑戦

良い教育をすれば生徒は集まるか

☆このところ私立学校の先生方と対話しながら、アハ体験したことがある。それは「良い教育をすれば生徒は集まるか」というテーマについて議論をしていたときだった。

☆一般には、どんなに良い教育をしてもそれをきちんと発信しなければ生徒はなかなか集まらないと言われているし、私もそうだと久しく思ってきた。

☆そんなとき、「それだと本間さん、発信の仕方次第で悪い教育でも生徒は集まるということですか」と問われた。「まあ悪法も法ですからね」と。「そんなことないでしょう。本間さんって、そう言うけど自然法論者でしょう。まあ、J.デューイ的なヘーゲルなまりのプラグマティストって感じもするけれど、ものすごく古い時代に位置していますよね。現代思想のジャーゴン使うから、わけわかんないと言われるでしょけど。アリストテレスですよね」と。「いやそこまではわからないし、結局真剣にそこらへん著作を読んでいるわけではないから、自分でもわかりませんが。ただ、教育言説以外の言葉を使った方が何かが浮き出てくるかなと・・・。」

☆「でも、ハーバーマスとかルーマンとか使いないがら、そうでないとアリストテレスまでいかなくても中世ぐらいまでは遡るでしょう」と、最近再び学問的な話題を仕掛けてくるけれど極めて実用的な広報の先生方と出会うようになった。

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伸びる学校・停滞する学校あるいは失速する学校

☆98年・99年の私学危機のときに、そこから脱するために授業の質にこだわり同時に広報する私立学校の広報担当の先生方が誕生した。

☆今から10年前は、経営陣をささえる事務局ではなく、先生方が前面に出て広報出動したところがいちはやく生徒獲得戦略において成功を収めた。

☆しかし、成功できなかったところもあった。事務局と教師の間で組織では常にある葛藤がおき、力で広報の先生方が抑圧された場合脱することができなかった。

☆また教師間でも葛藤があった。同僚が広報の先生方の応援をするどころか足を引っ張ったり、無視をしたり、中傷したり、考えられないようないじめも起きたが、そういう場合脱することはできなかった。

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2010年度 首都圏私立中高一貫校入試動向[03]

2010年度 首都圏私立中高一貫校入試動向[02]のつづき。

☆幕末の志士、坂本竜馬や勝海舟らが横井小楠と会って話し合ったというのはこんな感じだったのだろうか。あるいは、新渡戸稲造や内村鑑三の聖書を読む会で、教育刷新委員らが戦後教育基本法について議論していたのはこんな感じだったのだろうか。

☆ふと最近の私立学校の先生方との対話の会に参加していてそう感じる。舞台は茶屋ではないのだが(笑)。

☆それにしてもそこで出会う先生方は、横井小楠や福沢諭吉、江原素六、ヴォーリズ、内村鑑三、新渡戸稲造、石川角次郎など≪私学の系譜≫を継承している先生方ばかりだから尚更である。

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エラ・ガンジー氏による佼成学園(男子・女子)のための講演

☆本日5日、普門館で、佼成学園と佼成学園女子の生徒全員を対象にエラ・ガンジー氏による講演会が開催された。平和構築のためのガンジーの思想を孫であるエラ・ガンジー氏が南アフリカで広め活動を収めていることを語った。演題は「マハトマ・ガンジーの非暴力の精神 すべての命を守るために」。

Pb050837 ☆通訳は、佼成学園と佼成学園女子から代表が1人ずつ引き受けた。エラ・ガンジー氏は、祖父のミッションを引き継いで、南アフリカのアパルトヘイト政策と闘ってきたし、闘っている。

☆自身8年間自宅軟禁の抑圧を受けたり、ご子息を暗殺されているというのだから、すさまじい。そのエラ・ガンジー氏の言葉を直接聞いている生徒の内面はどれほど揺さぶられたかは測り知れない。まして、隣りで通訳する言語経験は、最後に彼女たちの感謝の気持ちにあるように、自らの人生を変えるほどの事件だっただろう。

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男子校・女子校か共学校か?

☆書棚を整理していたら、”the International Boys’ Schools Coalition”のパンフレットが目に入った。95年に開設されたアメリカ拠点の中等教育における男子校のコンソーシアムだ。

☆ポストモダンのながれにのって、世界中の学校教育が共学校が当たり前という風潮になり、男子校や女子校であるシングルスクールが、不易流行を見直し始めたのもこの時期だったのだろう。

☆ なにせ世界はWindows95と共に一気呵成にフラット化、グローバル化した。しかし、一方でおもしろいことに、脳科学の10年と言われるほど、脳の世界の認識が広がり深まった。そこでは、どうも男子女子の脳差があるのではないかという話になった。

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2009世界の大学ランキング発表

☆今月8日、The Times Higher Education-QS は、2009年の世界の大学ランキングトップ200を発表した。

☆ランキングは、ご承知の通り、偏差値で決めているわけではない。大学関係者による評価や、研究論文の引用回数、スタッフ1人当たりの学生数など、教育力と研究力を総合的に評価して決定。ある意味クオリティスコアを作りだしている。

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本当に社会は激変しているのかと問う私学

☆政権交代した。たしかに表面的には激変だ。しかし、優勝劣敗型市場と平等支援型市場の2極点をいったりきたりしており、その点において近代の矛盾は乗り越えられていない。

☆もともと≪私学の系譜≫は、そのダブルバインドをどのように乗り超えられるかという夢と理想がある。

☆表面的には激変かもしれないが、人間の生き様という点において根源的問題は、明治維新以降変わっていないのだ。その問題に意識の古層で迷い、悩む生徒たち、大人たち。

☆ここにチャレンジしているのが私学の教育。本来の正当性・信頼性、そしていまここでの妥当性を貫く教育活動以外に進むべき道はない。

☆言葉は違うが、説明会でそう語っているクオリティスクールがたくさんある。どうか受験生と保護者の心に、その古層で闘っている私学の声が届きますように。

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伸びる学校[059] 佼成学園女子の魅力 【了】

佼成学園女子の部活もおもしろい。部活やクラブはどこの学校でもあるのだが、その表現が実に同学園の質を映し出しているのである。

☆正門から生徒は一礼(必ずしもすべての生徒ではないが、この自分を見つめ空にする瞬間の意義については先生方が議論している最中)してはいる。すると吹き抜けのロビーが広がる。

☆茶室的発想だし、フランク・ロイド・ライトが好んでデザインした空間手法だ。人間関係は自らを謙虚という空にし、心を開放的にしなければ、うまくいかないが、その両方をこのエントランスの空間が演出してくれる。

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伸びる学校[058] 佼成学園女子の魅力 【3】

☆前回(伸びる学校[057] 佼成学園女子の魅力 【2】同様、佼成学園女子の横断知養成の仕掛けについて考えてみたい。

☆佼成学園女子といえば、英語教育。これは先週の「サンデー毎日」でも取り上げられていたほど。塾の先生方が選んだ英語に力を入れている学校として、ランキング6位入りしているのである。

☆どのように力を入れているかというと、イマージョン教育、ニュージーランド留学、英検まつりという多様多層な英語教育を行っている。

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伸びる学校[057] 佼成学園女子の魅力 【2】

☆前回「伸びる学校[056] 佼成学園女子の魅力 【1】で、

教科横断型の学際知=横断知こそ、遊びと学びの統合である。そしてそれは論理性と創造性の育成でもある。佼成学園女子にはこの横断知を随所で養う仕掛けが構築されている。

☆と書いた。さっそく、横断知養成の仕掛けがどこにあるのか見ていきたい。

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