大学入試問題

2017年大学入試問題の季節【05】一橋大 帰国生入試 「学び」の時代/「思考力」の時代

☆今年の一橋大学の帰国生入試問題は、感慨深い。というのも、素材文が佐々木毅著「学ぶとはどういうことか」(講談社2012年)だったからだ。

☆この本を、佐々木さんが書こうと思い立ったのは、2011年3月11日の体験にある。東日本大震災の問題は、今もなお続いているし、重要な意味に私たちは気づいた。佐々木さんは、3・11以前は、想定の枠内で論理的整合性が理解できれば学びは十分だったし、思考の回路も、知識・理解(応用・論理的思考も含め)の2段階で十分だったのだと。

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2017年大学入試問題の季節【04】 東大文Ⅱ 帰国生入試問題

☆東大入試問題のうち、海外帰国生が挑戦する入試問題や推薦入試問題は、ストレートに世界の最前線の問題や最先端の科学の成果をテーマとしてぶつけてくる。「思考力入試」の1つの確固たるモデル。今年度の文Ⅱの小論文も実におもしろい。

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(問題情報提供はGLICC)

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2017年大学入試問題の季節【03】 慶応大学医学部の英語の問題のおもしろさ

☆慶応大学医学部の英語の問題も実はおもしろい。「実は」というのは、いわゆる英語の大学入試問題のスタイルで、特に何が変わったというわけではない。

☆しかし、英文読解問題でも、その文章内容がおもしろいのである。仮にその内容について考えたことがなくても、英語のスキル問題としてはなんなく解けるのであろうが、それでも大学入試問題の対策の最中に、こういう文章に出会えば、単なる受験勉強ではなく、視野を広くしたり日常生活をリフレクションできる。問題を解きながら世界を考えることができるのである。

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2017年大学入試問題の季節【02】 慶応大学医学部の生物の問題のおもしろさ

☆慶応大学医学部の生物の問題は、なかなかおもしろい。光合成は、必ずしも植物だけが行うものではない。光合成細菌が存在する。この両方を比較して相違点と共通点を考えることで、ある仮説が成り立つわけだ。つまり、酸素を発生する光合成は、CO2を分解させるのではなく、H2Oではないのかという仮説。

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2017年大学入試問題の季節【01】いまマインド反映する慶応大学小論文

☆今年もすでに大学入試が始まっている。東大推薦入試や京大特色入試の合格発表も話題になり、いよいよ国立大学という大学入試のピークに向かっている。この時期、各予備校では、競って入試問題の速報を流しているが、昨今は、2020年大学入試改革に向けて、大学当局がいったい何を意識して入試問題を出題しているのかウォッチングのし甲斐のあるときでもある。

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(慶應義塾大学経済学部の2017年小論文問題)

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